minaminaクラス1回目【メンタルケアをサポートするヨガ】クラスレポート
第一回 メディカルサポートヨガ™北海道minaminaクラス終了いたしました。
今回のテーマは、【メンタルケアをサポートするヨガ】
前半は、㈱ここから代表 / 札幌なかまの杜クリニック 看護師 事務長 の村本好孝氏をお迎えし、
「そもそもストレスって一体なに?」
「身体の中ではどんなことが起きているの?」
といった、ストレスについて学ぶミニ講座で行い、
後半は、minaminaメンバー吉澤真弓による呼吸や動きを通してストレス軽減の役にたつヨガを行いました。
講座の中では、
ストレスと脳にある扁桃体との関係性で、
「子供は夕陽を見ている時、夕陽のことしか考えない。
大人はその時も仕事のことを考える。」という例えに大きくうなずく。
ストレスが扁桃体を刺激することで、副腎を刺激し、ストレスホルモンが放出され、わたしたちの心身に様々な反応が起こります。
その時、ストレスが問題なのではなく、出続けることで神経細胞が刺激され続けることが問題なようです。
わたしたちは、上記の例のように、過去や未来にとらわれ、心を「今」にとどめることが大変至難の業です。
過去や未来を考えたときに刺激されるのが扁桃体であり、
今にいる練習をすることは扁桃体への刺激を少なくし、ストレスを低減させる効果もあるとのこと。
だから、ヨガで「今」に集中する練習をするのだと仰っていました。
また、ヨガ以外の手段として、「コミュニケーション」というお話も興味深かったです。
ここで言うコミュニケーションとは、自分との対話、身体との対話。
自分との対話が、否定文だとストレス反応が起こり、
自分との対話が、肯定文だと反発が少なくなる分、ストレスも低減するとのこと。
肯定することは、決して言いなりになるのではなく、
『主体性』『希望』『固有の人生』を大切にすることでもある。
ここで例としてあげられていた「東京メトロ」の広告も面白かったです。
「駆け込み乗車はやめましょう!!!」ではなく、
「家でやろう!」「海でやろう!」と肯定文で表現する。
精神科の世界でも、薬だけではなく、「対話が大事である」というように、ガイドラインが書き変わっているそうです。
人間は、目から入ってくる情報で8割を判断しているとのこと。
なので、ポジティブなところに目を向けないといけないですね、というお話をいただき、
参加者様からの質問にも、プロの目線で、そして、医療従事者を超えた村本さんご自身の経験からのお答えもいただけて、大変有意義な時間となりました。
「今を大切に」「自分との対話」といえば、ヨガの真髄。
ここから、吉澤によるヨガの時間です。
JRタワー15Fてるみくらぶさんからの夜景が見えるステキな空間で、ゆったりとしたペースで行うヨガは、ヨガが初めての方でも無理なく、そして、自分の身体と対話ができるペースです。
リラックスは緊張と弛緩から生まれるので、中盤に少しだけ緊張を促すポーズも行いながら、
ディープリラクゼーションに向かっていきます。
室内はあたたかく、照明も落ち着き、至福のシャヴァーサナへ。
終わったあとのみなさんの表情が、とても優しく、穏やかでした。
参加者のみなさまからは、「ためになった」「勉強になった」「とても寛いだ」「リラックスできた」「ぜひ、また参加したい」などの肯定的なご感想をいただき、
私たちminaminaメンバーも、自分たちが学びたいことをテーマにし、講師をご招待しているので、共に学んでいる姿勢で参加しています。
記念すべき第一回目は、あたたかい有意義な時間となりました。
ご参加いだだきましたみなさま、そして、minaminaの存在やクラスをご紹介してくださっているみなさま、そして、会場を使わせていただいているてるみくらぶ様 心より感謝いたします。
次回は「2/4(土)更年期をサポートするヨガ」となります。
minamina一同、心よりお待ちしております。